【尿漏れ体験談】元気だったおばあちゃんの尿漏れ、家族の戸惑いと対策

【尿漏れ】元気だったおばあちゃんの尿漏れ、家族の戸惑いと対策

今回は私の祖母の尿トラブルについての体験談を紹介します。

私の祖母は75歳です。祖父は数年前に他界しており私の家族と同居して生活していました。

75歳となっても現役の書道の先生として働き、子どもたちに習字等を指導していました。

書道の先生をしていることもあり、躾には非常に厳しく、特に外出したときの食事のマナーや人との接し方については孫である私に対しても厳しかったです。

そんな厳格で厳しい祖母が尿トラブルを起こしてしまいました。

その時、私たち家族は驚き、戸惑いましたが、どうにかして解決してあげたいとも考えました。

 

退院の日から始まった尿トラブル

最初に尿トラブルに遭遇したのは私たち家族みんなで食事をしている最中でした。

その日は祖母が肺炎を起こし入院して、ちょうど退院した日でした。

退院したことを祝い、家族みんな揃ってお寿司などを頼んで食事をしていました。

祖母はこれまでと何ら変わった様子はなく、楽しくみんなで食事をしていました。

しかし、その食事の最中に少し異臭を感じ、よく見ると祖母が尿モレしていました。

家族は何か異臭がすると感じていましたが、祖母はあまり気にする様子はなく食事を続けていました。

尿モレしていることを指摘すると、祖母は驚いたのと同時に非常に悲しい表情をしていました。

 

看護師の自分でも身内の尿トラブルには戸惑う

祖母の尿モレに気づいたとき、最初は正直不潔であると感じてしまいました。

私は看護師として勤務しており、一般の人と比べるとある程度慣れていると思っていましたが、身内の尿トラブルは初めての経験であるので、そのように思ったのかもしれません。

冒頭でも紹介したように、これまで孫である私に対しても非常に厳しかった祖母の変化、ギャップに、私も、家族も非常に戸惑いました

しかし、祖母の非常に悲しそうな表情を見て、不潔と感じたことを申し訳ないなと思い、どうにかしてあげたいと思いました

 

肺炎による入院→認知症→尿トラブル

祖母の尿トラブルには大きな理由がありました。

肺炎を患い入院した頃より少しずつ会話が噛み合わないことや、辻褄の合わない話がありました。「入院したことで少し混乱しているのかな?」と感じていましたが、この3週間ほどの入院がきっかけで認知症を発症してしまったようです

入院中は肺炎で息も苦しく、発熱もしている状況のため、点滴をしたり、体温を測ったりはしていたようですが、あまりリハビリテーションを実施することができません。ベッド上での生活が主となり、刺激がなくなってしまい認知症を発症してしまったようです

この認知症を発症したことが尿トラブルにつながったようでした。

会話が噛み合わないことや辻褄の合わない話をすること、入院中に看護師からオムツの購入を何回か言われたこともあったことを考えると、入院中から既に尿トラブルが始まっていたのかもしれません。

 

尿トラブル対策は「時間とタイミングを決める」「体力を落とさない」の2つ

通院している病院の医療スタッフのアドバイスなどをもとに、私たち家族で実施していた尿トラブルの対策は2つあります。

まず1つ目は時間とタイミングを決めてトイレに誘導するということです。

時間とタイミングを決める前に、まずは祖母の排尿する時間とタイミングを観察することにしました。

観察を行ったところ、だいたい3時間に1回の間隔で排尿していることがわかりました。

そのため、起床時、朝食前、昼食前、15時頃、夕食前、就寝前の6回のタイミングでトイレに誘導することにしました。

就寝後もトイレに誘導した方がいいのではないかとも考え誘導していましたが、介護する家族の負担も大きく、夜間だけはおむつを着用するようにしました。

 

2つ目は体力を落とさないようにすることです。退院したときには入院前の状況と比べると明らかに体力が落ちていました。

このままでは尿トラブルの回数を増加させてしまうだけではなく、認知症の進行を早めてしまったり、寝たきりの状態となってしまうと考え、日中はなるべくベッドから離れて生活すること、1日に1回は家族と一緒に散歩をすること、通院先の病院の体力向上のプログラムを実施していき、なるべく体力を落とさないように生活していきました。

 

対策の結果、尿トラブルは減少

上記2つの対策をおこなうことで、尿トラブルは減少しました。

始めのほうは家族、祖母の希望としてせめて日中はおむつの着用はしないということがあり、同じ時間、タイミングでトイレに誘導することで尿トラブルの回数も日中に1回あるかないかという状況でした。

 

最終的には認知症の進行により施設へ

しかし、認知症の進行に伴い、尿トラブル以外にも短期記憶障害や時折徘徊をするようになったため、施設での介護ということを選択しました。

施設でも体力を落とさないようにプログラムを組んでくれており、同じ時間、タイミングでトイレに誘導してもらえています

夜間だけではなく日中もおむつの着用となってしまいましたが、自分から「トイレに行く」という訴えがあり、1日に1~3回くらい失敗はしてしまうものの、トイレに行き排尿できているようです。

尿トラブルがあるとおむつの交換を手伝ってくれる施設のスタッフに対して申し訳なさそうにしていますが、当初のように非常に悲しそうな表情をすることはなくなりました。

 

まとめ

今回私は同居する祖母の尿トラブルに遭遇し、尿トラブルはしてしまった本人はもちろんのこと、同居している家族にとっても大きな問題であると思いました。

本人の悲しい、申し訳ないという気持ちを理解しながら、一緒に対応策を考え実施していくことが非常に大切であると感じました。

今回の祖母の場合は認知症の発症、進行が大きな原因となっていましたが、根気よく付き合っていくことで尿トラブルの回数を増やすことなく、本人の悲しい表情を見なくて安心することができました。

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