【尿漏れ対処法】家族が尿漏れした時の対処法―夫や両親のプライドを傷つけない―

家族の下着に見慣れないシミがある……
トイレの前に水たまりができていた……
こんなことがあるとショックを受けますよね。

歳をとるにつれて、家族の誰かが尿漏れしてしまうのもどこの家でも起こりうることです。
ただ、デリケートな問題だけに、家族が尿漏れしたときにはいつもにも増した心配りが必要だと言えます。


この記事では、初めて夫や高齢のご両親が尿漏れしたときの対処法についてご紹介します。

 

尿漏れした家族の気持ちを思いやる

 

一言で「尿漏れ」と言っても、その程度はさまざまです。
下着にシミをつける、洋服まで染みて汚してしまう、というものから、トイレに間に合わずに排尿して床まで汚してしまうということも。
そのような状態を目にすると、家族としてもショックを受け、嫌な気持ちになるものです。
つい、「なんてことをしたの!」「なんでこんなになるまでトイレに行かなかったの!」などと怒ってしまうのではないでしょうか。

 

しかし、一番ショックを受けているのは尿漏れした本人です。
おしっこを漏らしてしまった情けなさ、それを見られてしまった恥ずかしさ、場合によってはその後始末をしてもらわなければならない申し訳なさなどで心の中はいっぱいでしょう。
しかし、素直に尿漏れしたことを認めて、「情けない」「後処理を頼んで申し訳ない」と言えればまだいいのですが、ショックの大きさとプライドのために意固地になってしまうことも。
「尿漏れなんかしていない」「お節介を焼くな、ほっておいてくれ」などと家族に言い放ち、ますます揉めてしまうというのもよくある話です。

 

家族の尿漏れを目にしたときに、注意したり叱ったりするのは NG
一番ショックを受けて混乱しているのは尿漏れした本人であるということを忘れないようにしましょう
そして、尿漏れは年をとれば誰にでも起こることだとおおらかに構えましょう


尿漏れの原因や、気をつけていればトイレに間に合ったのではないか、といったことを追求したい気持ちをぐっと抑えて、まずは家族の気持ちに寄り添うことが大切です

 

実際の処理は感情を交えずに淡々と

 

尿漏れは衣服や床を汚してしまうことなので、発見したときにはその後処理を誰かがしなければなりません。
家族の尿漏れを見つけたときは、まず尿漏れした下着の洗濯や汚れてしまった床の掃除を淡々と行いましょう。


「こんな汚いものの掃除は嫌だ」「こんなことをさせられて不快だ」というように嫌悪感を示したり、「なんでこんなことをしたの!」「誰が掃除すると思ってるの!」などと感情的になったりすることはぐっと抑えてください。


嫌な気分になることはもっともですが、そこで家族に感情をぶつけると事態がますますこじれてしまいます。
物理的なものの後処理は、感情を交えず、仕事のように機械的に行うことが大切です。

 

ケースその1 夫が初めて尿漏れした場合

 

では、家族が尿漏れしたときの対処法について、具体的にみていきましょう。

まず、夫が初めて尿漏れしたときはどのように対処すればよいのでしょうか。

一番大切なことは、男性の プライドを傷つけないことです。
尿漏れを責めるのではなく、
「女性にはよくあることなんだよね。 テレビでも尿漏れパッドの CM をよくやってるでしょう」
「みんな言わないだけで男性にも実は多いらしいよ」
というように、特別なことではなく歳をとれば誰にでも起こりうるものであることを伝えましょう。

その上で、尿漏れが続くようなら、タイミングを見て尿漏れパッドや尿漏れパンツをすすめてみてもいいでしょう。
そのときには、「洗濯が大変だからつけて」というのではなく、「こんなにいろいろな工夫がされているらしいよ」と機能面を前面に出すと比較的スムーズかもしれません。

 

ケースその2 高齢の親が初めて尿漏れした場合

 

次に、高齢の親が初めて尿漏れした場合についてみていきます。

高齢になった親が尿漏れする姿を見るのは、ずっと親を自分の先を行くしっかりした存在だと思っていた子供にとってもショックなことです。
しかし、それを表面に出すのは控えましょう。
「歳をとれば誰にでも起こること」 「◯◯さんのところでもあったらしい」と伝えて、 高齢になると当たり前のことであるというスタンスで接しましょう。

 

高齢の親の尿漏れの場合は、紙パンツを履いて欲しいと思うこともあるかもしれません。
きちんと話をして納得してもらえれば一番ですが、「自分は大丈夫だから」「年寄り扱いするな」と拒絶されることも。
そういう場合は、「紙パンツ」ということを前面に出すのではなく、さりげなくタンスに入れて他の下着と同じように扱うと抵抗なくつけてもらえることもあります。

 

家族は一緒に歳をとっていく存在

 

家族とは、外の人には見せない素の部分やみっともない部分も見せ合う存在です。
歳をとっていくのは家族の誰もが同じ。
何かが起こってからではなく、普段からお互いの健康やこれから起こりうる排泄の変化についても一緒に話をして心の準備をしておくことが大切です。


家族の誰かが尿漏れしたとしても、自分もいつか尿漏れをすることがあるかもしれないという同じ目線で接するようにしましょう。
また、特に尿漏れした本人の気持ちがこじれてしまった場合などは、家族だけで抱え込まないことが大切です。
信頼できる人に相談したり、場合によっては病院を受診したりして、ストレスをためないように気をつけましょう。

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